建設キャリアアップシステム(CCUS)登録
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、建設技能者不足、建設技能者の高齢化の対策の一環として、建設産業の担い手確保・育成に向けた取り組みの一つとして設けられた制度です。
CCUSは、技能者の保有資格、社会保険の加入状況、現場の就業履歴等を業界横断的に登録・蓄積 する仕組みで、これからの建設業を担う若い世代にキャリアパスと処遇の見通しを示し、将来にわたって 建設業の担い手を確保し、建設産業全体の 価格交渉力を向上させるものです。
事業者の登録は15万事業者を超えており、工事現場での利用数も大幅に増えています。
また、登録技能者も増えており、令和4年半ばで技能者の4人に1人が利用する水準になると考えられています。
CCUS登録のメリットとしては、CCUSに登録されている事業者の情報や技能者の能力を活用して、専門工事の建設業者の能力を見える形にすることがあります。
CCUSの仕組み
CCUSのシステムに事業者情報(事業者名、建設業許可番号、社会保険加入状況等)、技能者情報(所属事業者名、社会保険加入状況、保有資格等)を登録します。
元請事業者が現場の登録を行うことにより、技能者は就業履歴が蓄積されてゆきます。
そして、蓄積された就業履歴と保有資格、職長の経験年数により技能者の能力評価が上げてゆきます。
CCUSカード
事業者登録、技能者登録をすると自分の顔写真が付いたCCUSカードが届きます。
カードには1から4までのレベルがあり、それぞれ、ホワイト、ブルー、シルバー、ゴールドというように色分けがされています。
経験(就業日数)、知識・技能(保有資格)、工事を収める能力(職長経験)をCCUSによって客観的に把握し、技能者の能力評価につなげられます。
CCUSカードには本人の氏名、顔写真、ID番号等しか表示されておらず、本人の個人情報はCCUSのクラウド上にありますので、カードの紛失によって個人情報が漏れる心配はありません。
CCUSの登録申請
CCUSの登録申請はパソコンでできますし、簡単な手続きに見えますが、申請の際に必要になる書類も多く、手引書を見ながら手続きをするのも大変で、現場での作業を終えてから申請の手続きをするのはとても面倒に感じることもあるかと思います。
行政書士あだち事務所の足立聖人は、CCUS登録行政書士に必要な講習を受講したCCUS登録行政書士です。
CCUSの登録に困ったら、行政書士あだち事務所にご相談ください。
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