電気製品の輸入について注意すべきこと(PSE)
2015年4月14日 / 電気用品安全法
許認可手続き専門の東京都府中市の行政書士あだち事務所の足立聖人です。
電気製品の輸入
海外から電気製品を輸入するときには電気用品安全法の対象であるかどうかを確認する必要がありますが、製品の定格電圧についても確認しておいた方が良いでしょう。
日本では電力会社から供給される電気の電圧は単相100Vまたは3相200Vで、一般的な住宅では単相100Vです。
電圧が100Vというのは世界でも少なく、先進国で100Vを採用しているのは日本ぐらいです。
定格電圧の違い
海外の供給電圧は120Vや230Vなどであり、電気製品もその電圧に合わせて作られているため、その電気製品をそのまま日本で使用することはできません。
100vから120vや230Vに電圧を上げるアップトランスの変圧器もありますが、一般消費者にそれを期待するのは難しいため、電気製品の内部に昇圧の回路を持たせるよう設計変更することになります。
そして、万が一製品の欠陥が原因で火災が発生したら、PL法で責任追及されることになります。
PL法は製造者の責任を問うものですが、海外製品については輸入者も製造者に含まれます。
海外の電気製品を日本に輸入するには、電気製品を安全に使う為の配慮が必要になってくるのです。
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