海外旅行の土産として持ち帰った電気用品(PSE)
2016年11月11日 / 電気用品安全法
許認可申請手続き専門の東京都府中市の行政書士あだち事務所の足立聖人です。
個人が海外旅行先で買った電気用品
海外旅行に行った先で、日本から持って行った電気製品のコンセントプラグの形状が現地のものと合わず、現地でアダプターを買ったり、また土産物として電気製品を買うことがあります。
現地で買ったものも帰国するときに日本に持って帰りますが、電気用品安全法での手続きは必要になるのでしょうか。
電気用品安全法では、個人が海外から持ち込む電気用品は対象にしていません。
個人輸入、輸入代行についても含まれません。
海外で販売されている電気製品は日本で使用することを想定しておらず、基本的には現地の電気事情に合わせた仕様になっていますので、海外から持ち帰った土産物の電気用品が日本で使用できるかどうかは個人で判断しなければなりません。
最近は使用できる電圧の範囲が広く設定されている電気製品も多いのですが、日本のコンセントで受けられる電圧の100Vではない電気製品の場合、製品の性能が下がったり故障や事故の原因になることもありますので、注意が必要です。
海外より輸入している事業者は、輸入事業者自身の責任において電気用品安全法で定められた手続きを履行しなければなりませんが、海外で買った土産物や個人輸入については自らの責任で安全に使用しなければなりません。
日本で販売している電気用品は日本で使用することを前提としていますので、日本で買った電気用品を外国に持っていく場合、PSEマークがあっても外国の電気事情において安全に使用できるものではありません。
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